アートのひみつ!

人とオオカミが背中合わせで立つ手焼きのタイルの塔(とう)や、不思議なカーブミラーの作品はどのようにして作られたのだろう?

人とオオカミが背中合わせで立つ手焼きのタイルの塔(とう)や、不思議なカーブミラーの作品はどのようにして作られたのだろう?

Q1. この作品はどんなイメージから生まれたのですか?

淺井さん:人とオオカミが背中合わせになった、大きな2つの塔とうをつくろうと思ったことから始まりました。
塔とうにしたのは、みなさんよりもずっと背の高いものをつくりたかったからです。小さいときは下の方しか見えなくても、大きくなるとだんだん上の方まで見えるようになります。みなさんが成長するたびに、見える景色も変わっていく作品です。

Q2. なぜ人間とオオカミを選んだのですか?

淺井さん:オオカミは、私が昔からよく描えがいている大切な生き物です。
強そうに見えますが、本当は生きのびるためにまわりをよく見ながら静かにくらしています。そんなオオカミがいる場所は、人間だけでなく、すべての生き物たちが安心してくらせる自然がある場所です
この作品には、人と動物が仲よくいっしょに生きている姿が表されています。

Q3. タイルはどうやってつくったのですか?

淺井さん:はじめは400-500枚くらいつくる予定でした。でも色や焼き方をいろいろ試しているうちに、4000枚以上になってしまいました!その沢山できたタイルから本当にいいものを1000枚ほど選び取りながらこの作品を作りました。
タイルはすべて手づくりで、一枚ずつ気持ちをこめてつくりました。ツネイシの人やプロジェクトのみんながアトリエに来て、一緒いっしょにつくってくれました。

Q4. カーブミラーの作品には、どんな思いがこめられているのですか?

淺井さん:いつも見慣れているミラーですが、絵があると少し不思議に見えます。
その後にまちの中にあるいろいろなものを見たときにも、「いつもと少しちがって見えるな」と感じてくれたらうれしいです。そんなふうに、いつもの景色を新しい目で見てもらいたいと思っています。

Q5. この通学路を通る子どもたちへ伝えたいことはありますか?

淺井さん:タイルには、一枚ずつちがう絵が描えがかれています。たくさんあるので、来るたびに新しい発見があると思います。
初めのうちは遊び場のように感じるかもしれません。でも何度か通っているうち、あるいは大人になってからもう一度来たとき、「この場所、なんだかいいな」と感じてもらえたら、とてもうれしいです。

インタビュアー

椿 玲子

森美術館キュレーター